本日はアメリカ大統領選挙の件です。
トランプ氏が勝利 米大統領選、接戦制す

【ワシントン=吉野直也】米大統領選は8日、全米各州で投票、即日開票された。異端の共和党候補、ドナルド・トランプ氏(70)が「女性初」を目指した民主党候補、ヒラリー・クリントン前米国務長官(69)を接戦の末に破り、勝利を確実にした。激戦州のオハイオ、フロリダ、ノースカロライナなどを軒並み制したのが勝因だ。米国民は異端候補に米国の再生を託した。

オバマ大統領は9日朝(日本時間同日夜)、トランプ氏に電話し勝利に祝意を表した。オバマ氏とトランプ氏は10日に会談する。ホワイトハウスが発表した。

トランプ氏は9日未明(日本時間同日午後)、ニューヨーク市内のホテルで「クリントン候補から電話があって祝福してくれた」と勝利宣言した。米メディアの集計によると、トランプ氏の選挙人の獲得数は勝利に必要な過半数の270人を超えた。

トランプ氏が大統領に就任することで、日米同盟は転機を迎える。米軍を「矛」(敵地攻撃)、自衛隊を「盾」(専守防衛)とする考えの日米安全保障条約を同氏が批判し、日本の核武装を容認しているためだ。米軍駐留経費の全額負担など予算と軍事の両面で、日本は再考を迫られる。

米メディアの集計によると、トランプ氏の選挙人獲得数が勝利に必要な過半数の270人に達した。

トランプ氏は激戦州のオハイオやフロリダ、ノースカロライナのほか、ウェストバージニア、インディアナ、テネシー、ケンタッキー、テキサスなどを制した。

一方、クリントン氏はバージニア、マサチューセッツ、ニューヨーク、イリノイ、オレゴンなどの各州で勝利を確実にしたが、選挙人の獲得数でトランプ氏に届かない見通しとなった。

開票は東部時間8日午後6時(日本時間9日午前8時)から順次始まった。米大統領選の勝敗は各州に割り当てた計538人の「選挙人」の獲得数で決まる。過半数(270人)を得た候補が来年1月に次期大統領に就任する。

共和党は8年ぶりのホワイトハウス奪還を目指してきた。当初、泡沫(ほうまつ)候補とみられたトランプ氏はビジネスで成功を収めた経験を前面に「米国を再び偉大にする」と呼びかけ、予備選を勝ち上がった。既存政治に反発し、景気回復から取り残されたと感じる白人の中低所得層を中心に支持を得た。副大統領にはインディアナ州のマイク・ペンス知事(57)が就く。

一方、クリントン氏は2008年に続いて民主党の候補指名争いに出馬し、早くから本命視されていた。女性の昇進を阻む「ガラスの天井」の最後の一枚を破ると訴えたが、及ばなかった。

これまで大統領選で日米安保条約や日米同盟そのものを非難した候補はいなかった。戦後日本の経済的な発展は、日本の防衛を米国にほぼ丸投げして、その分を経済に傾斜できたためだ。1951年に日米安保条約を締結した吉田茂元首相が唱えた軽武装、経済重視の方針がその原点だ。トランプ氏のようにそこに疑義を挟むことは、認識不足の部外者として淘汰される傾向にあった。

日米を巡る問題は両政府や専門家らの内輪(インナーサークル)で議論され、方向づけられてきた。トランプ氏の認識不足がきっかけにせよ、一般の米国民に日米安保に疑問があるかのように思わせたことで、日米関係はさざ波が立った。新たな日米関係の構築は、まず立て直しから始めなければならない。

個人的には50-50くらいとは思ってましたが、トランプ氏が勝利しました。イギリスのBrexitの件もありましたので、特にビックリはしてなかったのですが、東京市場だけ反応がものすごかったみたいですね。Brexitにしてもそうなんだけど、本質は移民問題であって、グローバリズムといった共生とかいうのに疲弊が生じているというのが背景にあります。当然、自国が好きであれば、自国が第一であるのが当然で、自国を犠牲にしてまで移民を受け入れるなどは論外というのが先進国の共通認識になりつつあります。

この流れのきっかけを作ったのは日本だと思っています。そういう意味でもパヨクだったり、民主党政権の無駄な時間は大きいと思いますねwwwそれだけ自称リベラル??(実際はただの反日カルトww)とやらで、リベラルの胡散臭さを分かりやすい形で晒したという意味は小さくはないと思います。そして今回の件で明らかに分かったことは、既存メディアの影響度はインターネットなどで効果は期待できなくなってきているということです。日本の場合だと、既存メディア=反日メディアという構図が出来上がっているわけですが、アメリカについても国民が既存メディアを信用していないということもね。

あとはここらへんも参考になります。


米国リベラルの敗北に関する考察

因みにこれを日本に置き換えてもそのまま通じる図式ね。ただ日本の場合は、日本人ではないといった部分も出てくるわけですがねwwまぁ、綺麗事??みたいなものに押し付けられてとばっちりをくうことにウンザリしているということに尽きます。多くの国民を敵に回して、多様性とかほざいたところで、自分に利益のないどころか不利益を被る状況で、そのような多様性を求める国民などいないと思います。そして、ここまで劣悪かは分かりませんが、アメリカの左翼もパヨク化する可能性も否定はできませんね(笑)

Brexitもアメリカ大統領選挙も本質はこういった部分にあるわけで、来年のドイツの選挙でも同じ流れになると思われます。移民のために犠牲などなりたくはないし、よそものを優遇する理由もなければ、国という一種のコミュニティの中でルールを反する輩を優遇することがおかしな話で、自国ファーストというのは当然の帰結となります。それだけの話です、ハイ。


これからの流れについてですが、重要なのは共和党が上院と下院の両方で過半数以上の議席を確保したことで、ねじれ状態が解消したということと、大統領権限で議会を動かすことは出来ないということですね。力学的観点においては、トランプ氏の独断で米議会を動かすことは出来ないという構図にあります。そして国防案件については、国防総省が管轄となるわけで、大統領の独断で国防総省を止めることは出来ても動かすことは出来ない構図でもあります。

この構図を理解しない限り、ミスリードに陥ると思います。そういう意味では、国防案件においては、誰が大統領になろうが基本路線は変わることはないし、確率の高いのは、在韓米軍の縮小か撤退くらいですかねwwまぁ、これはどうでもいいけどねww

トランプ氏については、選挙ウケのために過激な発言をしただけで、品がないリアリストというという人物だと思います。落とし所を探りながら妥協線を見つけていくタイプかと・・・。そういう意味では、トランプ氏は話せる人物だと踏んでいます。こんな記事もあるしねw

選挙戦の暴言は戦術? 実は「気配りの人」

暴言はパフォーマンスであって、それだけの話だと思いますので、そこまでトランプ就任に過敏になる筆頭はないし、そこまで身構える必要はないと思います。あと、アベノミクスの四本目の矢についても注目ってトコですかねwww