今回は甘利の件です。

前作と前々作はこちら。

薩摩興業と共産党|ぱよぱよ日記
甘利騒動と共産党関連組織|ぱよぱよ日記

結論から言えば、甘利の大臣の辞任は避けられない。TPP交渉もあるし、野党の追及で辞任ではなく、何らかのメドをつけてから辞任の方が、甘利や政権にとってのダメージは小さくなることから、秘書の調査結果が出るまでは取り敢えず続投といったところでしょう。

まずはおさらいから。

衝撃告発「私は甘利大臣に賄賂を渡した!」
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/5795

概要としてはこんなところです。

URとトラブった
→甘利事務所に相談に行った
→URとのトラブルに対して内容証明を送るようにアドバイスを受けた
→URとの交渉が前進してURから2億2千万の補償金をゲット
→お礼に500万円を甘利の事務所に持っていった
→さらに別件でURと巨額の補償交渉が発生 ←文春の記事にはURから補償が支払われたかは記載なし
→甘利事務所に相談に行って50万手渡した

告発者は一色武で千葉県の建設会社というのが薩摩興業となります。ここで甘山会と自由民主党神奈川県第一三選挙区支部の政治資金収支報告書となります。

平成25 年度甘山会政治資金収支報告書
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/141128/1136200108.pdf

平成26 年度甘山会政治資金収支報告書
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/151127/1134200117.pdf




一色武 神奈川県秦野市南矢名4-21-1 今井パレス二Ⅱ206 会社役員
平成25 年度自由民主党神奈川県第一三選挙区支部
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/9400/H261126/0103jiyuuminsyutou/88_4834.pdf



平成26 年度自由民主党神奈川県第一三選挙区支部
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/9400/H271126/0104jiyuuminsyutou/105_4834.pdf



薩摩興業 千葉県白井市清戸272 寺庄 博好(代表者氏名)

寺庄 博好を探ると以下のものが出てきます。

平成19 年大日本青嵐同志社政治資金収支報告書
http://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1052035/www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/000026848.pdf



大日本青嵐同志社というのはこんなのね。



街鮮右翼というか街鮮パヨクね(笑)

そして、この建設会社絡みではこんな報道がされてました。
甘利大臣現金授受報道 建設会社が県有地を不法占拠

甘利経済再生担当相が、土地をめぐるトラブル解決のため、建設会社から現金を受け取ったと報じられた問題で、この土地の一部は、もともと千葉県のもので、建設会社が不法占拠していたことが、新たにわかった。
この問題は、先週発売の「週刊文春」で、千葉・白井市の建設会社が、周辺の道路工事で建物や土地に損害が出たと主張し、UR(都市再生機構)に補償を求めた交渉の中で、甘利経済再生相側に、解決の見返りとして現金を提供したなどと報じられたもの。
この建設会社は、県が所有する土地を不法占拠していたということで、千葉県が2007年、明け渡しを求める通知書を出していた。
FNNが入手した、建設会社宛てに千葉県が出した通知書。
千葉県によると、県が道路建設のため取得した土地を、建設会社が不法占拠して、建物を建てていたため、2007年に土地を明け渡すよう求めたということで、数年間の交渉を経て、現在、建物は撤去されている。
甘利経済再生相は、25日夕方に会見し、今週中に説明責任を果たすと述べている。

不法占拠からしても、暴力団絡みの会社の可能性が限りなく高いわけです。そして共産党の下部組織の中小企業家同友会全国協議会というのがあります。共産党の支援団体として、しばき隊というのがあり、準暴力団とも言えなくもないわけです。



ここで建築不動産飲食業となりますと、上記の内容に該当している可能性があります。株式会社石八に記載されている苗字は一色ではないようですので、偽名献金か通名献金の可能性が疑われます。

ここまでがおさらいとなります。
内容から察するに公安案件で、共産党ラインというか、通名献金の外国人献金問題あたりでも、政治資金規正法で政治的に騒げるわけですし、以下の記事もあるので、選挙対策として選挙前に献金問題があればといったところなのでしょう(笑)
「通名使って自民党議員に献金しませんか?」 「在日コリアン」がツイッターで呼びかけ騒動に

政治資金規正法で禁止されている外国人からの献金で前原誠司前外相が辞任したのを受け、ツイッターで在日コリアンだという人物が「通名を使って自民党右派議員に献金しよう」と呼びかけ、騒動になっている。

この人物はプロフィール欄に「在日コリアン」と書いており、以前から北朝鮮の政治情勢や韓国の文化などについて呟いていた。

「冗談でも言ってほしくない」

前原前外相が辞任した2011年3月6日には「外国人からの政治献金を規制するのはそれなりに納得いくが、この国が永住権を与えた、この国に在住する納税者は除かれていいのではないのか?」と疑問を呟いていたのだが、その後、翌7日に、

「在日同胞のみなさん!通名を使って自民党右派議員に献金しませんか?(冗談だよ)」と投稿した。

通名を使い、外国人と知らせず献金することで、気に入らない議員を陥れようという意味なのだろう。本人は冗談だとしているが、すぐさまこの人物には非難が殺到。「日本の政治を外国人が無茶苦茶にしてやろうぜってことだから、冗談でも言ってほしくない」「最悪だ」「マジでタチが悪い連中だな」といった呟きが寄せられ、炎上状態になっている。

ワイロの方がインパクトがあるので、こっちの路線にしたんだと思います。

今度のセンテンススプリングの記事のようですが、スギちゃん「ワイロだろぉ~」ってところなのでしょう(笑)
甘利明氏「隠し録音や写真が目的の人たち」 金銭授受疑惑で会見

甘利明経済再生相は25日の記者会見で、「週刊文春」が報じた金銭授受疑惑をめぐり、金銭を渡したとされる人物について「最初から隠し録音をしたり、写真をとったりすることを目的とした人たちですから、こちらは(調査に)慎重になっている」と述べた。

自民党の高村正彦副総裁が23日、「(甘利氏が)わなを仕掛けられた感がある」と述べたことに対する受け止めを問われ、答えた。甘利氏は、会見で「相手側の方はネット上でもいろいろな情報が飛び交っている」などと指摘。「最初から、いろいろな仕掛けを行っていらっしゃるんですかねえ」と述べた。

ここまでの言い方をするということは、脅迫を目的としている連中で、甘利の贈収賄が事実なら、贈賄側も罪に問われますが、事実関係で甘利に不利益が生じるのであれば、素直に警察に自供した方が効果があるわけです。何故、センテンススプリングに売り込んだかだ。

本当にそういった事実があるなら、警察じゃなくても、安倍憎しの大手メディアが取り上げたと思いますが、そういった連中も取り上げないことからして、逆に不自然なくらいです。まさか安倍さん最強伝説でメディアの口を塞いだとか言いませんよねw??恐らく、大手メディアにリークしようとしてたけど、リーク元が怪しく相手にされなかったから、今勢いのあるセンテンススプリングにリークしたんだと思います。売り込み方は重要なわけで、隠し録音をしたり、写真をとったりすることを目的とした人たちと言われることから、こういったのはインパクトのある写真や録音を作り出して、それから贈収賄といった形にしたのでしょうね。

江田憲司の元秘書であった甘利の公設第一秘書の清島健一の清島健一が独断で一色武と接触して、ヤー公系の接待しておいて、逆に脅迫ネタ集めてバック出したあと、脅して金とるって手口だったが、甘利サイドが暴力団関係者との取引に応じなかったことが原因で、記事の材料を作り出して、センテンススプリングに売り込んだといったところでしょう。

よく分からないのが、一色武と寺庄博好の関係ですが、右翼政治結社の組織的な関与があったのか、もしくは一色が独断でやったのかは分かりませんが、それについてはどうでもいい話ですし、この件に対してどっちであっても結論は同じです。

薩摩興業と甘利の繋がりのルートは以下の流れと思われます。

この仲介ルートであれば、甘利ではなく公設第一秘書の清島健一に話は来ますね。一色武と清島秘書の関係がどうかによって異なるが、流れ的にはこんな感じですか。

1. 一色武は甘利大臣の清島秘書と旧知の関係
2. URから金を取れないか一色が清島に接近
3. 清島は良い小遣い稼ぎと大臣には内緒でURに接触
4. 大臣秘書の力を思い知った一色は今後も利用したいと考える
5. 同時に自分の身を守るため録音・コピー・写真を取っておく
6. 清島は全く気付かず大臣にも内緒にしたまま接待や裏金をせびり続ける
7. 金をせびられ苦しくなった一色は手切れを考える
8. どうせ手切れするなら金と交換で文春に売り込みを考える
9. 清島が反撃できないように大臣まで巻き込む証言を文春に行う
10. 文春は裏も取らずに記事にする
(部数UPのため証言のまま記事にしたほうがインパクトが強いと判断)
11. 記事を見て驚いた清島秘書が失踪  一色武も失踪
12. 民主党が裏も取らずに国会演説退席(憲政史上に無い政治テロ)
13. 特別チームを作って国会で追及し予算編成を邪魔する(政治テロ) ←イマココ



1. 「薩摩興業」→「千葉県県会議員T氏」→「千葉選出の国会議員H氏」→「甘利事務所」で清島と関係
2. URから金を取れないか一色が清島に接近
3. 清島は良い小遣い稼ぎと大臣には内緒でURに接触
4. 小遣い稼ぎ対応から、ヤー公系の接待を行う
5. 脅迫の材料を作るために録音・コピー・写真を取っておく
6. 清島は全く気付かず大臣にも内緒にしたまま接待を受ける
7. 頃合いを見て、甘利サイドに対してこのことをネタにして脅迫(URの斡旋の強要など)
8. 甘利サイドが脅迫に応じなかったからセンテンススプリングにリークする
9. 文春は裏も取らずに記事にする
(部数UPのため証言のまま記事にしたほうがインパクトが強いと判断)
10. 記事を見て驚いた清島秘書が失踪  一色武も失踪
11. 民主党が裏も取らずに国会演説退席(憲政史上に無い政治テロ)
12. 特別チームを作って国会で追及し予算編成を邪魔する(政治テロ) ←イマココ


ここでこの記事。
「3年間ほぼ留守」 甘利氏、地元目配り不十分

「ここ3年間はほとんど(地元の)事務所を留守にしていた。私の不徳の致すところだが、秘書の件は正直、全く知らなかった」。甘利明経済再生担当相は22日の閣議後会見で、国政に集中するあまり、地元への目配りが十分でなかったとの認識を示した。

甘利氏の地元対応について、複数の関係者は「秘書への教育は徹底していた」「金銭絡みの不祥事を何より嫌う」と話す。だが、地元事務所長を務める秘書の金銭授受疑惑に絡み、甘利氏は会見で、2012年末の第2次安倍政権発足から入閣して以降は「地元秘書のミーティングに一度も出ることができなかった」とも説明した。

神奈川県内選出の自民党議員は甘利氏を「今失うわけにはいかない閣僚」と口をそろえる。環太平洋連携協定(TPP)が重要議題となる今国会で、交渉を大筋合意に導いた甘利氏の存在は大きいが、野党の集中砲火を浴びることで審議への影響は避けられない。「ノーコメントだ」。甘利氏を慕う議員は緊張感を漂わせた。

22日の衆院本会議で甘利氏の経済演説前に退席した野党議員の1人は「金銭授受を明確に否定しておらず、国民の政治不信が広がりかねない」と、疑惑の全容を早期に説明するよう求めた。

一連の流れからして、甘利が秘書の件はホントに知らなかった可能性が出てきます。そうなると甘利自身はシロではあるけど、公設秘書への目配りが出来なかったことで、こういった手口に巻き込まれて嵌められたという話になるわけです。当然のことですが、公設秘書の責任は甘利も無関係とはいえないわけで、甘利が何らかの責任を取る必要はあるわけです。脇が甘いから招いた事態であって、甘利がただの被害者とは言い切れるわけがないわけです。ただ、江田憲司のところにいた秘書を信頼して第一秘書にしてたことと、それを甘利がチェックしなかったから事態が悪化したというところでしょう。

甘利が否定する意味というのは、安倍首相が当面の続投を表明した理由というのはこういったところで、今回の疑惑について第三者による調査を行うといった段階で、ある程度のシナリオがあったと考えるのが自然だと思います。